議会研究合同フォーラム「自治体規模と議会改革」 研修報告書
平成30年11月24日 札幌市
テーマ;「自治体規模の違いによって、議会改革にはどんな差があるのか、あるべきなのか」
中小自治体の議会に比べ大都市自治体・広域自治体等の大規模議会における議会改革については、様々な課題があり工夫が必要とされているが、現状として小規模自治体議会に比べて大規模自治体議会ほど議会改革は進んでいない現状である。
今回のフォーラムでは、自治体規模の大きさによる問題点や戦略的な課題による議会改革について、9名の団体職員・行政職員及び研究者・議会議員などの立場から見た「問題提起・討論」及び「研究活動報告・私論」として提起された。
議会技術研究会 渡辺三省 様
「研究活動報告・私論」
* 政策議会として政策立案機能を支える「事務局体制の強化」の必要性
* 議会事務局職員は議員をサポートする「軍師」としての役割として、自らも提案する存在として政策全般に積極的に委員会的に関与する事も重要であると指摘
* 事務局職員のネットワークを通じた情報交換等の連携により、議員をサポートする事務局職員の能力向上を図る
* 小規模自治体議会と大規模自治体議会との対応が異なるために新たな方程式を作成して行動する
* 政党・会派・事務局職員数・広域エリア等々自治体規模の違いで改革に差が生まれる
清水克士 大津市次長 「軍師ネットワークの現在・過去・未来」
「問題提起・討論」
* 大規模自治体議会と小規模自治体議会では取組む項目が違えば、自ずと改革成果として具体的に住民に示せる結果は異なってくる
* 議会事務局機能の人員配置などの制度的改革を提言
* 広域自治体議会・大都市自治体では議会改革の方向性や対応状況が異なったとしても、自らの議会はどうあるべきか議論し積極的に議会改革に取組むべき
* 広域自治体議会では過去には地域活性化特別委員会を地域で開催して対応した事例もあるようだが、現実的には地域の政策課題について地域別常任委員会の設置などにより積極的に議論する新たな枠組みの必要性を提言
神原 勝 北海道大学名誉教授 外4名のパネリスト
総 括
議会改革とは何を改革する事なのか?
全国の市町村議会において議会基本条例を制定し、議会活動の理念、原則、制度などの基本的な事項を定め 議会改革として取り上げている議会が多く見受けられる。
更に、住民参加型の議会活動を行う事が議会改革の成果であると取り上げられている。
しかし本質の議会改革とは、議会としても機能・役割を確りと果たすために、議会・議員として議論を交わし行動する事への意識改革こそが、本来行わなければならない議会改革ではないのか。
情報交換
80名を超える研究機関・行政・議会・関係者が全国から参加しフォーラム、情報交換会の場では其々の地域で忌憚ない意見交換を行い、新たな視点発想で今後の活動に繋がる研究会であった。
議会改革の先進議会である芽室町広瀬議長・議会議員の皆様及び西科 純氏及び鷹栖町片山兵衛議員






